ピオフィオーレの晩鐘-1926- 感想
ダンテルート
ファルツォーネのみんなにまた会えるというだけでテンションが高まる。
ダンテをはじめとするニコラやレオ、ジュリア。 帰ってきたよ~。
リリィが”ダンテのためにできることを”と考えて英語を習うんだけど、その優しさにわたしがキュンとした。
勉強の甲斐あってダンテの仕事の手伝いもできたし、それをダンテがきちんと感謝するところもキュン。
お礼にダンテはリリィにカフェオレを作るんだけど、このまったり感もはや夫婦だろ。
ダンリリ永遠に爆発してくれ。
お二人さん、本当成人済カップルってくらいのこのピュアピュア加減。
相思相愛感が素晴らしかった。
しかしながら、このルートのリリィの置物感?は否めませんな。
上記の英語を勉強して手伝うところの他は、屋敷でお料理したり読書したりとなかなかの有閑マダムっぷりを見せつけてくれた。
ちょっと羨ましいぞ。
ファルツォーネファミリーは歴史が長い組織だから派閥なんかもあって、一枚岩というわけではなく。
苦境に立たされるところなんかも描かれている。
とある幹部が愛人に産ませた娘を使ってハニートラップでも仕掛けようかなんて企てていたんだけど、結局徒労に終わる。
そのほかにも色々と組織内のあれこれでダンテのストレスもすごそうな描写が続く。
そりゃ砂糖たくさん取りたくなるだろうよ。
しかしニコラとかレオとか、味方もたくさんいますしこれからも支えていってほしいなと思った。
恋人としてリリィもいるし、癒してあげてくれ。
そして、あのヴィスコンティと対立する展開は悲しいものがあった。
が、それを乗り越えてダンテとギルに強い友情が生まれた様を見て感動。
恐らくダンテには同年代の友人はいなかったように思う。
ニコラはいとこなので、友人というより年の離れた兄みたいなものだし、友人とは少し違う。
殴り合いの時「お前は周りの人間に慕われてて~!」とか僻みっぽいこと言ってて、気にしてたんだ! と大笑いした。
テオ(リリィの義兄)は薄桜鬼の薫みたいなキャラ。
なぜ彼女ばかりが愛されるのか、と一方的な憎しみをリリィに抱いている。
最期までリリィを憎んだまま、和解もなく死んでいったのは悲しい。
リリィに落ち度はないのだけれど、幸せそうな彼女を見てこれまでの自分の怒りとか憎しみが抑えきれなくなってしまった感が強くて、来世があるなら幸せになってほしい。
そして、憎きファルツォーネの人間(ダンテ)を庇い、命を落としたアンリ。
こういう時の役目っていつもはオルロックなんだけど、このルートではオルロックもういない。
クロエのことでファルツォーネを憎んでいたのだけれど、彼なりに決着をつけたということだろうか。
彼は死に場所を求めていたように思えてならない。
他ルートやるとわかるんだけど、結局クロエを殺した犯人はダンテパパが限りなくクロに近い。
自分の家族を傷つけた彼女のことを鍵の乙女とはいえ許せなかった、という線が濃厚。
ここらを曖昧にしてるけどもう状況証拠的にそうとしか思えない。
このルートのアンリならたとえその事実を知っても許しそうな気もするが、わからないまま死んでよかった気がする。知らぬが仏。
最後のプロポーズ。
リリィの生まれた土地でというのがまたロマンチック。
王道展開って素晴らしい。思えばダンテの初恋はリリィなのである。
最近になり初恋設定の尊さに気が付いてしまい、そういうシチュエーションに弱くなっている。
2人ともあまり家族に恵まれずに生きてきたので、これからは自由な人生を歩んで行ってほしい。
いや、ファルツォーネがあるから自由には無理か、しかし共に生きて行って欲しい。
個人的には2人の将来は大変不安である。
マフィア排斥はこれからどんどん強まる。また新たな抗争が生まれる可能性もある。
『時代に抗って生きる』と決めたダンテ。その道のりは厳しいだろう。
でもそうであるがゆえに妄想が広がる……。
BADエンド
墓守の一族の当主と鍵の乙女が結ばれたというのにこの悲劇的な最期?
ピオフィ世界は容赦ないっす。
これってすなわちファルツォーネの断絶でもあるので教国しては今後どうするつもりなんだろう。
物語を進めるうちに思ったのは鍵の乙女はまた新しく星が選ぶけど、ファルツォーネ一族は断絶したら替えがきかないので厄介だなということ。
そう思うとガッバガバな封印方法で草w
本編では2人が結ばれたら怖いものなし~みたいな雰囲気だった気がしますけどねぇ。
本編のダンテBADが他キャラに比べて綺麗に終わったせいか、このBADは堪えた。
でもダンテって結構壊れないので、リリィが死んでぶっ壊れちゃうダンテを見て見たかった気もする(鬼畜)
ギルランダイオ? 誰ですかそれ?
こいつは小物過ぎてな。
オルロックルート
オルロックのルートのテーマは『成長』
(無印は『解放』)
『彼がどう生きていくかを自ら考え、その結論に至るまでのお話』(公式ブログより抜粋)
ストーリーを進めていく中でオルロック君が「もう誰も殺したくない!」って展開になったとき良くない兆候だなって思った。
この手のキャラが殺したくないって言った瞬間に死亡フラグが立つのはお決まり。
結局殺さずにリリィを守ることはできないとわかってしまったオルロック。
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる状態に。結局この道しかないのね。
そしてこれが公式が提示したオルロックの成長。
悲しいけどオルロックらしい。
自己犠牲的でありながらそれが結果として自分のためでもある、と。
本編オルロックGOODENDは逃亡生活ENDだったんだけど、使徒をやめてリリィと旅に出る今回のtrueエンドと少し似ているかも。
多分二人のことなのでどこへ行こうが力強く生きていくだろうけど、火の粉が降りかかる度オルロック君はリリィのために手を汚すのかと思うと、やっぱりはたから見ていると辛いものがある。
でも、オルロック君が幸せならそれでいいのよ。。
BADエンド
BADのエミリオ、黒い。
リリィたちを利用して自分が解放されたいと画策するなんて。
エミリオの正体は記憶継承して生まれ変われる能力者。生まれ変わってまた教国に使えるということを何度も繰り返している。だがその理から逃れたい彼はオルロックを利用した。
墓守の一族の血統が途絶えてしまえばもう封印が解かれることはなくなり、自分も理から外れるのではないかと。
テオもエミリオをだまして殺す必要のないラウルをオルロックに殺害させたりと、エミリオの黒いところが見えるルートだった。
ピオフィはBADでキャラが死にすぎる。
しかし、最期に二人が一緒に死ぬって展開自体は嫌いじゃない。
むしろ生きている限り二人は危険に身をさらされるので、こうして寄り添って命を散らすのも美しくてよいな~、なんてね。
キュンキュンするポイントは色々あったけどオルロック君が「たくさん食べて大きくなるね!」みたいなセリフを言ったのが一番胸キュンした。
ピュアピュアな2人を見て浄化された。
ずっと清い関係なのはもしかしてオルロック君だけではないだろうか。
アンリルート
①鍵の乙女の資格は処女であること。
②鍵の乙女の資格がある限り教国から狙われ続ける。
③教国はリリィがアンリによって鍵の乙女の資格を失ったと思っている。
④なのでリリィを殺して早く次代の鍵の乙女が出てくることを願っている。
⑤しかしそれは勘違いであり、リリィは鍵の乙女の資格をまだ失ってはいない。
⑥鍵の乙女の資格があると都合が悪い
結論→だから本当に早く本当に資格を失わせてしまおう
ってなってるけど、教国にはそのまま勘違いをしていてもらって、リリィの命を狙ってくる人間たちと戦えばよいのでは。
ファルツォーネ一家にリリィを始末するように命令が出されているのなら、それに従うふりをして時間稼ぎをしてもいい。
リリィの存在自体が消えれば小康状態にならざるを得ない。
でもそれをしなかったのはなぜか、、
みんな、リリィとアンリに結ばれて欲しかったんだね(優しい世界)
こうでもしないとアンリはリリィと一線超えなかっただろうから。
アンリはすべての決着がついたらダンテに殺されるつもりだった。
だからリリィに手を出すような真似はしなかった。本当は心惹かれていたとしても。
でもここまでずっと手を出さなかったのなら最後まで貫いて欲しかったな~とは思った。
全てが終わったあとに晴れて二人は……のが断然燃える。
私は美味しいものは最後まで取っておくタイプなのさ。
それはそうと、ダンテはシルヴィオがクロエを殺した可能性があることを最後までアンリに告げなかったな。
ふーん、、ダンテ、そういう人間だったのか。
結局真偽は分からないし、心の中にとどめておく事にしたんだろうけど。後味が悪いね。
どちらにせよ、吹っ切れたアンリであれば姉の死の真相については今更だと不問に付してしまうのではないかと思うが。
BADエンド
アンリのBADはキツイと聞いていたのでかなり身構えていた。
そのおかげなのか心のダメージは少なかった。
登場人物たちがみんなむごい形で死んでいく。
目玉を抉られるとかゴア描写激しいなオイ。
セバスに洗脳されたアンリなんだけど、いつか洗脳が解ける日が来るのかな?
そうなったら、それこそすべてに絶望して自殺するんだろうな、彼は。
アンリの中の人がシンノスケタチバナだったのはBADのためだったんだなと思った。
タチバナ声帯キャラの闇落ちの似合い方は異常。
タチバナ声帯キャラ、幼少期に性的虐待受けすぎなんだよな。
あとセバスとの3P匂わせは笑うしかなかった。
なんでお前もしれっと混ざってんだよww
そういう機能は火事の時に失われたんじゃないのか?
ひたすら二人の行為を見守る審判員のようなセバスを想像すると面白い。
楊ルート
忘れていたがこのルート、ファルツォーネとヴィスコンティメンバーが全滅していたのだった。
ちーん。ほんとにマフィアとは恐ろしい世界だ。
BESTエンドからの続きなので相思相愛状態のスタートと分かっているにもかかわらず、お前は俺の大切な女だから、とか言われても信用していいのか? と若干疑いの眼差しを彼に向けていた。
本名である昴(マオ)と呼ばせている時点でもうリリィにかなり心を許しているとは思うが。
でもねぇ……。
なぜか彼に言われると怪しげに聞こえてしまう。
きっと彼は本心から言っているんだろうが、日頃の行いが悪いからね。
楊ルートはエロティックな雰囲気があって、刺激が強い。
何回押し倒されてるのか数えたくなった。
楊、、ものすごく強いよね(オイ)
リリィ、避妊してもらえているんだろうか(オイ)
通常であれば一口で死に至る猛毒を飲んでしまった楊が回復して(生命力すごい)、まだ病み上がりだろうにおっぱじめた時は爆笑した。
本当に毒飲んだのかよ!? 体力底なしかよ!?
私は生命力の強いキャラクターが好きだから、この楊の驚異的な回復力には目を見張るものがあるのだが、だからと言って速攻でおっぱじめなくてもいいだろ!!
命の危機に瀕すると子孫を残そうと本能が働く、というアレだろうか(いや違う)
ここのシーン。リリィ暗殺のための罠で、楊が先に毒と気づいたからリリィが飲まないようにリリィのお茶を投げるところとか、愛を感じるんだよな~。
楊は口に含んでしまったから生死の境をさまようけど生還。
特殊な毒で無味無臭なのだが、どうして楊はわかったんだ。やはり長年のマフィアとしての勘、だろうか。
睿(ルイ)と袁(ユエン)という新キャラが出てきてなにやらリリィにちょっかいをかけてくるのだが、睿とリリィは初期のころギスギス。
ストレスマッハ。リリィをいじめないでくれー。
睿とは最終的に和解できますけどね。
睿くん、心を開いてくれるとなかなかいい青年で好きなキャラ。BADエンドではちょっと悲しい感じで終わるんだけどね。
袁に関してはざっくり言うとサイコパスキャラで、あまり考察というほどのアレでもないのだが、彼なりに自分の欠けた感情を埋めたくて苦しんでいたのかも。
最後に楊に殺される瞬間に”愉しみ”を感じるなんて、変態だねえ。
津田健次郎ボイスが素敵。
それにしても楊ルート、オルロックはリリィの命を狙ってくるしで辛いストーリーが続く。
唯一の癒しはキッズ組のランとフェイくらいだろうか。
ランが一緒になって老鼠からプチ家出してくれるところが女の友情って感じで善き哉。
あの楊が謝ったというのもかなり驚いたが、ここら辺を境に楊が本気でリリィを大切に感じているとわかり、テンションがあがった。
ああ、やはり乙女ゲはこうであって欲しい。
場面は変わって、オルロックとの戦闘の果てに楊が勝利するシーン。
譲れん事情など誰にでもある。俺も同じだ。
たとえ、誰が何のためにそれを欲そうと。
お前を殺させるわけにはいかん。
このセリフが心に残った。
殺し合いをしてなお、譲れない事情がお互いにあっただけ、と嘯く楊はかっこいい。
物事において正しい正しくないっていうのはあまり意味がなくて、自分の欲にどう従うか? みたいなところが楊ルートのちょっとしたテーマなんではないか(と思った)。
リリィは殺しをする集団の中で生きていくことが本当に正しいのかと自問自答するんだけど、それよりも楊と一緒にいたい、楊を失う方が怖いと結論を出すのだ。
正しさよりも欲を優先する。それも一つの答えであり、立派な選択。リリィなりにマフィアの女になる決心を固めたことは素晴らしい。これもまた成長。
楊もすでにリリィを手放すことなどできない状態だろう。
が、楊のそばにいたい! って気持ちが強すぎてちょっとリリィが暴走気味に見える。これがイタリア女の情熱か。でも楊ルートのリリィはこれでいいと思う。楊ルートのリリィはこれくらいぶっ飛んでいないと、あのイっちまってる楊と渡り合えない。リリィは愛の言葉として殺害予告すら甘んじて受けてしまうくらい楊にゾッコンになるから。割れ蓋になんちゃらってやつだね。二人とも愛が重いんだと思う。
楊は裏切りと殺戮の世界で生きてきた人間だし、心を許した人間への信頼は凄そう、てか実際にリリィに対する愛の深さは深いし。今後の二人がどうなるか……。楊は長生きしなさそう。
細かいBADで、楊がリリィに飽きて袁に渡しちゃうBADは笑った(不謹慎)。やっぱりこいつ(楊)の本性ヤベーぞ! と。
制作スタッフブログでもあったが、リリィと恋愛したことで「本当は優しかった」とか楊の性格が変わってしまうという展開にはしたくなかったと綴られていたのはこれのことだなと思った。
恋愛したからと言ってそう簡単に性格が変わるかと言われればそうではないしね。楊、やっぱりブレないな。
BADエンド
BADエンドのリリィをかばって死ぬ楊を見て、これもまた彼の本心なのかな? と思うと両極端ではありつつも、対象物に興味があるうちはこんなにも激しい情熱(執着かな?)が持てる人間なんだなと感心した。
やはり楊はBADで輝くキャラクターだと思う(異論は受け付ける)。
今回のリリィをかばって死亡したシーンのほかに本編GOODエンドでもリリィをかばって死亡したエンドが個人的にかなり好きということもあり、楊はちょっとほの暗い感じの展開が様になるキャラクターだなと思う。
ニコラルート
ニコラも楊に続きおぴんくな感じで読んでいて恥ずかしくなってしまった。
アダルト担当が楊だと思うのだが、ニコラも相当だと思う。
全年齢での過激描写は少し苦手。
本編での謎と疑問がわかり、ニコラの行動原理をより知れた気がする。
☆ニコラが勝手に単独行動をいつも取る理由
→ニコラの母親はニコラをカポにしたくてダンテを暗殺しようとしてた。
ニコラがシルヴィオに気取られるようなことを言ったせいで、逆に殺されたことがトラウマになったため、自分の行動を言葉にするのが怖くなったから。
☆ニコラでもファルツォーネの血が入っているので封印は解けるのではないか。
→解ける。ダンテじゃなくてもファルツォーネの血がある程度濃ければOK。
このルートのテオはリリィに大分肩入れしてて、FDダンテの時のような常軌を逸した復讐心は感じなかった。
むしろマフィア排斥の流れとともにリリィの身に危険が及んでしまうのを恐れていた。
最期はリリィに自分が義理の兄であるという真実を告げずに、猊下を殺したと告白したことに激昂したオルロックに殺されてしまう。
死んだはずの楊が出てきたときはびっくらこいた。
生きとったんかワレー!!!!
しばらくはディレットーレと組んでいたが、飽きて殺したらしい。楊マジで楊だな。
最終決戦の相手が楊というのがちょっと意外な展開だったかも。
てっきりテオを倒して終わりと思っていたので。
マフィア排斥の動きとそれに絡んでダンテが警察に不当に拘束されたり。
色々あってニコラがキリストの遺骸を燃やしたことでファルツォーネが墓守の一族である必要がなくなった。なんというウルトラC!!
あまり信仰心のないニコラだからできたことだね。ダンテはこういうことはできないだろうな。
と思っていたら実は遺骸は持ち出していた。
ちゃっかりしてる~。ニコラ、こういうところが要領いいよね。
これは教国やマッソネリアに対して牽制になるよ! とか言ってニコラさんマジ計算高くて素敵。
もうニコラなんて呼び捨てにするのが恐ろしいわ。
そして、オルロックにも棺は空っぽだったとか微妙に嘘教えてて草。
本当にニコラさん恐ろしくて敵に回したくないなって思った。
ダンテはファミリーを守るためにブルローネは捨てて、ニューヨークに渡ることを決心。
鍵の乙女とその役割について知った時に、それをリリィやダンテにすぐに言わずに黙っていたのは少しいただけないと思った。
やっぱこういうところがニコラ~お前~って感じだった。
情報はすぐに共有しようぜ。頼むよニコラさん。
テオの正体についても、リリィが自分の家族については特に知りたくないと答えたとはいえ、そこも今はまだその時じゃないって感じで秘密にしていた。
ニコラ~そういうところだぞ~。
BADエンド
ニコラさんはBADで輝く。私は確信した。
ヤンデレっぽいキャラが好きだから、必然的にBADエンドに向かうキャラクターが好きになるというところもあるがね。
結婚の下りとか、外堀埋める手際がマッハで爆笑した。こいつぁ仕事が早いぜ!
好きですねぇ、こういう悪知恵の働く男は。
最終的にはリリィは死んじゃうし、ニコラさんも拠点を移す作業がひと段落したら死ぬつもりでしょ?
愛が重いね~。こういうタイプは一度心を許すと愛が重い。
ギルバートルート
ユージーンが俺はギルバートの父親だと言ってきたときは嘘だろと思ったけど本当だったから驚いた。
てっきり口から出まかせかと思った。
ジャック(ユージーンを狙うマフィアの下っ端)は腹違いの弟だし、結構ギルバートの家族に関する掘り下げが多かった。
ユージーンは実はいい親父、なんてことはなく最後までろくでなし。
子供は親を選べないよね~(溜息)親ガチャってやつ。
ジャックはイカれてるんだけどそのことに自覚的(俺って頭おかしいし…みたいな)で、そこがちょっと哀愁を感じた。
更生とまではいかなくともせめて薬だけはやめられるといいね。
本編から引き続き、シカゴ行きの話がメインなのだが、途中から袁が絡んできたのは意外だった。
死んだと思っていた楊が生きていたのも驚き。楊生きとったんかワレー!!
本編でもそうだったが1926でもギルバートは紳士的だし、いきなりメンヘラ化とかしなかったし安定感があるキャラクターだなと。
楊とニコラのルートが爛れていた(主に楊の方だが)のでこういうさわやかなイチャイチャを見れてうれしい。
ダンテは頑固、ニコラは秘密主義、楊はケダモノ。
ギルバートは、、これと言って欠点ってないんだよね。カッコつけしいなところくらいか。
だからなのかもだけど、ギルバートって個人的になんか印象が薄い。
そして、他のキャラに比べてシナリオが平和かも。何をもってして平和といっていいのかわからないが。
ギルバート自身が陽キャだからか、あまり暗い展開にならなかった。
ブルローネを出ていく気満々のため他組織と張り合う展開もないし。
ただ最後のオルロックの死亡に関しては、、
悲しくもあるが最後に彼が見出した使命がこれだったとしたら、彼にとってはベストな選択だったのかも知れない。オルロックに関しては生い立ちが特殊過ぎて、なにが彼にとっての一番の幸せか、正しさなのかが図りづらい。ご冥福をお祈りいたします。
最期はシカゴでこれから頑張ろう! って感じで幕。
1929年はアメリカを皮切りに世界大恐慌だけど頑張ってくれ~。
BADエンド
え? 他キャラBADに比べたらまだ希望あるじゃん!!
袁との決戦で袁は倒せたけどリリィが頭を打って記憶喪失に。
シカゴ行きは延期して、リリィのお見舞いをしているギルバートのシーンで幕。
まあ思い出してくれる可能性のあるじゃん?? 生きてるし。
他キャラのBADが死別が多くて、生きてるだけで希望があるとか言っちゃうレベルに洗脳されている。