魔女の処刑日 後編~最愛なる夜明けへ~ 感想

※ネタバレはしないようにしてますが、あらかじめご注意ください

発売からプレイするまで結構な時間が空いてしまった。
「今作でゲーム作成を終了する」(※創作活動は継続されています)と知らされてから、禁飼育さんファンとして魔女の処刑日が終わって欲しくなくてなかなかプレイできなかった。

『魔女の処刑日 前編 ~上弦の月は私を見下し~』から始まり、『異端審問官の愛寂』、『下劣な雄豚』、『鬼の仮面』……とプレイしてきて、本作は名実ともに禁飼育ワールドの集大成になった。

前作から10年かけての完結。本当にすごい。
本作は同人ゲームなので、未完のまま終わったとしても仕方のないことだと思っていた。
作者・画用紙さんの作品にかける情熱を改めて感じ、待っているファンのために完結してくださった事に感謝の気持ちでいっぱいです。

画用紙さんが「現実社会で流行り病が実際に起こってしまったので、魔女の処刑日を執筆するのがキツイ」的なことをコメントされていたこともあり、完結はもっと先になるかな~なんて考えたりもしていた。

しかしいざ完結します!と出されたら尻込みしてしまうほど、私は魔女の処刑日が好きだったんだな~と実感した。

どんな悪役にも過去があり、愛する人、大切にしている人がいる。
魅力的なキャラクターたちが入り乱れての怒涛のストーリー展開で、あっという間に読み終えてしまった。
とにかく読ませる力がすさまじいので、先の展開が早く知りたくてたまらなかった。

前半はスモークフィルのスパイ活動の描写が主だが、後半は主人公・やねこと合流して、テンプラ連合会に対して行動を起こしていく。

終盤、やねこはザイジョーインの事をなんだかんだありながらも好きだったのだと分かり、この作品が乙女ゲームなことを思い出した(笑)
※禁飼育のノベルゲームは乙女ゲームというより群像劇寄りなので。

ザイジョーイン、本当に気持ち悪い!(褒めてます)
やねこに対する執着心の原点とも言える彼の幼少期について、後編で描かれているのが良かった。
やねこへの愛情はねじれているけど、深い深いものだったのだとわかった。

関連作品はプレイしていなくてもなんとなくストーリーはわかるけど、知っていた方がより世界観が理解できるので、異端審問官の愛寂もおすすめ。

本当に楽しかった!
本当に面白かった!

やっぱりノベルゲーム最高!

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